どん底の人々

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どん底の人びと―ロンドン1902 (岩波文庫)

 【2009.5.5@渋谷】Reading-Labにて紹介。著者ジャック・ロンドンが数週間、ロンドンの最貧民街に潜入し書き上げたルポタージュ。
 浮浪者収容所で豚のような扱いを受ける浮浪者たち、すすでべとべとの道路からオレンジの皮を拾っては口にする浮浪者たち、職がないため家を持てず、公園で寝ようとしても警官に追い立てられ、ふらふらになりながら朝食のために救貧院に並んでも三時間つったったまんまで待たされたあげく「今日はここまで!」と扉を閉められる。悲惨。しかも当時、ロンドンは好況とはいえないが、いつもと同じ、平穏な景気で、とりたてて不況だったわけでもないのだ。
 たかだか100年前のロンドンの状況がこれだと考えると、比較してみて、やっぱり世界は少しずつ進歩してるんじゃないかな、貧乏人も少なくなってるんじゃないかな……という感じで紹介しました。それと、貧乏という状態を発明したのが、やっぱりイギリスであったということも。


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